大規模マンションの修繕工事 安全管理の徹底が第一義

セソール川崎京町ハイライズ第二回大規模修繕工事

店舗も合わせて5棟541戸。2,000人近い人が住む大規模マンションでの修繕工事は、施工品質はもとより常に住民への配慮、安全を守ることに第一の注意が注がれる。
子ども説明会を実施したり、「こうじのおねがい・おやくそく」と題したチラシを配布した。子どもを通して親の意識を高めることにもつながる。
仮設足場もクレーン車2台を入れて、素早く設置した。1台で人力に頼って少しずつ設置していくより、資材の落下などの可能性が少なくなるからだ。
さらにこの足場設置では、作業員の通るルートを住民のそれから完全に住み分けをした。資材を持った作業員が住民のルートを通らない配置を徹底している。
管理組合の相川洋明理事長は「信用のおける施工業者を選ぶという考えで、今回の大規模修繕工事をシンヨーさんにお願いしたが、工事の段取りや、子どもたちへの安全に関する姿勢などをみていて、今のところ
採用してよかったと感じている」と話している。
特別な工事では、ハト対策として防鳥ネットを設置予定。出窓、天端には鳩害剣山も設置する。

工事データ

○工事名/セソール川崎京町ハイライズ第二回大規模修繕工事 ○建物概要/ 1987(昭和62)年11月竣工・SRC造・地上12階・541戸 ○発注者/セソール川崎京町ハイライズ管理組合 
○主な工事内容/共通仮設/躯体・モルタル改修/タイル改修/屋根改修/防水/シーリング/建具改修/金物改修/外壁等塗装/鉄部等塗装/防鳥対策/その他改修 ○工事期間/ 2011年4月1日~ 2012年1月31日